2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴダール初期の怪作!

ジャン=リュック・ゴダール『女は女である』 すんごい(笑)。 こんなに音楽というものが出鱈目に貼り付けられている映画というものがあるのだろうか。 私はゴダールの作品を20本も見てないと思いますが、こんな素朴な疑問がムツカシそうなゴダールを批評し…

3作すべて見ることをオススメします!

アッバス・キアロスタミ『そして人生はつづく』 『友だちのいえはどこ』の撮影を行ったコケル周辺が1990年に、大地震の被害を受けました。 なんと、死者は約3万人以上! その安否を確かめるために映画監督(キアロスタミではなく役者が演じてます)とその息…

まるで松竹映画見ているようであった。

アッバス・キアロスタミ『オリーブの林をぬけて』 『友だちのいえはどこ』に感銘を受けたので、早速次々作(実際にはドキュメンタリーを劇映画の合間にも撮っているので、正確な言い方ではない)を見ました。 なんと、またしても舞台は同じコケル。 映画監督…

とにかく見せ方のうまさに感心しました。

クレイグ・ギレスピー『アイ、トーニャ』 正直、そんなに期待して見たわけではないんですけども、コレがめちゃくちゃ面白かったですね。 ナンシー・ケリガン選手が、リレハンメル・オリンピックの直前に何者かに殴打された事件は、まあ、大々的に当時騒がれ…

ベルイマン的な抉りのすごい映画を久しぶりに見ました!

イ・チャンドン(李滄東)『シークレット・サンシャイン』 寡作な監督なので、実は全く知らない監督でした。 新作の『バーニング』(なんと、原作は村上春樹の中編です)の前々作で、2007年公開です。 イ監督は、脚本家、小説家、プロデューサーでもあるので…