イラン映画

「ジャスティス」のカケラもない、テンポと間合いで見せるバイオレンス痛快作!

S・クレイグ・ザラー『Drugged Across Concrete』 いやー、面白かった! ストーリーのメインは身もふたもない、金塊の取り合いです。 しかも、人気など全くない場所で、停職中の刑事2人とその金塊を銀行から強奪したグループとです。 ここに至るまでをなん…

自殺願望の男を優しく見つめる傑作。

アッバス・キアロスタミ『黄桃の味』 驚きました。キアロスタミにはいつも驚かされますが、本作もまんまとやられましたね(笑)。 ジグザグ三部作がとても素晴らしかったので、コレも見てみたんですけども、予想を上回る面白さでしたし、またしても驚きの作…

まるで松竹映画見ているようであった。

アッバス・キアロスタミ『オリーブの林をぬけて』 『友だちのいえはどこ』に感銘を受けたので、早速次々作(実際にはドキュメンタリーを劇映画の合間にも撮っているので、正確な言い方ではない)を見ました。 なんと、またしても舞台は同じコケル。 映画監督…

タヴィアーニ兄弟+戦前の小津安二郎=アッバス・キアロスタミ

アッバス・キアロスタミ『友だちのいえはどこ?』 コレはホントにうまいなあ。と見ていて何度も唸りましたね。 タイトル通りの内容が展開していく、90分に満たない短い映画なんですけど、8歳の少年には、自分の住んでいる集落コケルから隣の集落のポシュテの…