2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

意味とかリアルを失っても残存する気分こそが映画なのではないのか?

中平康『月曜日のユカ』 このタイトルのカッコよさ! 中平康の生前の評価は芳しいものではなかったようです。 中平康。果たして、満足できた映画をどれだけ作れたのでしょうか。。 たしかに、同世代といってもよい、市川崑、増村保造、岡本喜八という監督と…

何という濃密な4時間!!

胡波『象は静かに座っている』 アジアの映画で4時間の長編。というと、映画好きな方ならば、エドワード・ヤン『クーリンチェ少年殺人事件』を思い起こすのではないでしょうか。 実は本作もある過失事故死がお話しの中心となっているんですね。 しかも、それ…