2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ツインピークス』の要素はここにすでに出来上がっていました。

デイヴィッド・リンチ『ブルーベルベット』 オープニング。青いカーテンを赤くしたら、ブラック・ロッジですよね。 コレはホントに何度見たのかわからないほど見ましたね。 リンチの作品で一番好きな映画は何ですか?と言われるとやっぱりコレです。 彼の作…

アントニオーニ作品としては、見やすいですよ。

ミケランジェロ・アントニオーニ『夜』 白黒で無機的には映し出される高層ビル群が不穏で美しい。 末期ガンの友人のお見舞いにいく、マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モロー(結局、友人は亡くなってしまいます)。 マストロヤンニは白黒がホントに似…

今見ると、SF映画のようにも見える傑作。

ミケランジェロ・アントニオーニ『赤い砂漠』 不気味なオープニング。 オープニングが醸し出すコワサが尋常ではありません。 SF作品ではないと思いますが、映像からビンビン伝わるディストピア感がものすごいものがありますね。 ホテルの廊下もアントニオー…

ゴダールはストーンズに興味ないです(笑)。

ジャン=リュック・ゴダール『ワン+ワン』 みんな若いですね。 一見、ローリング・ストーンズの名作アルバム、『べガース・バンクェット』のメイキング映画見たいな体裁ですけども、ゴダールはローリング・ストーンズにも興味なさそうというか、ロックのこ…

フェリーニの『アマルコルド』へのオマージュ作品ですね。

ウディ・アレン『レディオデイズ』 一応、このユダヤ系の家庭を中心に描かれます。 「レディオを聞くなんて、なんてケシカラン!」 この「レディオ」に「テレビ」や「ゲーム」、「インターネット」を代入すると、おんなじことが言えると思いますけども、アレ…

「正しい」とはなんでしょうね。

ヴェルナー・ヘルツォーク『カスパー・ハウザーの謎』 実際、このような姿で広場で発見されたのだそうです。 原題を訳すると、「人は皆ひとりぼっちで、神はそれを救わない」なのですけども、コレでは何だかわからないという映画会社の判断で、謎の多い実在…