2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

キューブリックはコワイね。

スタンリー・キューブリック『時計じかけのオレンジ』 高校生の頃、初めて見ましたが、コレはぶったまげました(笑)。 高校の頃に、アレハンドロ・ホドロフスキー『エル・トポ』、デイヴィッド・リンチ『イレイザーヘッド』というぶっ飛び映画を見たわけで…

ポランスキが正攻法で撮った文芸大作。

ロマン・ポランスキ『テス』トマス・ハーディの小説を映画化。どちらかというと、B級感覚に溢れた映画を撮っていたポランスキが本格的な文芸作品に取り組むというのは、ちょっと驚きですが、70年代は、ベルトルッチ『1900年』とか、キューブリック『バリー …

『オズの魔法使い』を見ると更に面白いです!

デイヴィッド・リンチ『ワイルド・アット・ハート』リンチの絶好調ムーヴィ(笑)。老人フェチぶりも随所に!とにかく、あらゆる意味でやりすぎな作品ですが、エルヴィスに移入しているニコラス・ケイジ。アタマの悪いローラ・ダーン。そのイカレた母親、マ…

アレッ、コレ、どうつながってるの?

ホン・サンス『自由が丘で』 なんと、角川の資本でホン・サンス! 上映時間67分って、ホン・サンス史上、最も短い映画ではないのかと。 モリを演じるのは、加瀬亮。 たしかに、ホン・サンスの作品に馴染みやすいですね、彼は。 タイトルは、なんと、韓国にあ…

見せ方が独特で面白いなあ。

アラン・パーカー『バーディ』アラン・パーカーはもう結構なキャリアがある監督なのですが、意外にもアカデミー賞もらってないんですよね。もう、もらっててもおかしくない監督だと思うのですが。『ミシシッピ・バーニング』、『ザ・コミットメンツ』などい…

ザルドスとヘウォンの共通点。

ホン・サンス『ヘウォンの恋愛日記』なんと、冒頭にベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の第五楽章。意外とサントラに使われないベートーヴェンですが、それにしても、オープニングクレジットがいつも一緒というのは、もうほとんど小津安二郎ですね。ちなみ…

初期ポランスキの傑作!

ロマン・ポランスキ『袋小路』ゴダールしてますね。ポランスキが『反撥』に続いてイギリスで撮った映画。昔、チラッとMXテレビで見た記憶があります。映画音楽は、クシシュトフ・コメダ。ポーランドを代表するジャズピアニストです。コメダは、この頃のポー…

またしてもポカン。と終わる。うまい。

ホン・サンス『ソニはご機嫌ななめ』ちょっとタイトルから、中年のおっさんが見るには勇気がいりますが(笑)、いつものホン・サンス作品です。朝鮮戦争は、2016年の現在も、未だに和平条約が結ばれておらず、停戦協定のみであり、国際法上、戦争は終わって…

コレは見落し的な傑作!

ジョン・ヒューズ『ブレックファスト・クラブ』私の見てる映画のラインナップを一瞥すればわかるように、私はアメリカの青春映画が全くダメで、『セント・エスモス・ファイア』すら見たことないんです。コレも青春映画ですが、コレには驚きましたね。ライム…

後半のローランズの演技は見ものですぞ。

ジョン・カサヴェテス『オープニング・ナイト』独特の感覚で映画を撮り続けたカサヴェテスですが、コレはまたカサヴェテスの中でもまたちょっとスタイルを変えてきている作品ですね。『こわれていく女』や『チャイニーズブッキーを殺した男』のような、手持…