2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

全人類必見の映像!

ジェフリー・レヴィ=ヒント『ソウルパワー』 モブツ大統領は、この音楽イベントにはカネを出してないようです。 出したのは、ボクシングだけです。 結局、リベリアのお金持ちが出資してくれた事でイベントもできたし、撮影もできたようです。 ケチンボ! 映…

モハメド・アリ追悼

リオン・ギャスト『モハメド・アリ かけがえのない日々』 原題は、『When We were Kings』。私たちが王だった時。ですね。 直訳の方がカッコイイです。 すでに歴史的事実なので書きますが、ヴェトナム戦争の徴兵を拒否した事でWBAヘヴィ級チャンピオンを剥奪…

そうとう歯ごたえありますよ。

イングマール・ベルイマン『仮面/ペルソナ』 冒頭のアヴァンギャルドな映像の積み重ねからしてベルイマンの絶好調ぶりが伝わる作品。 「お芸術」や「お勉強」にベルイマンを祭り上げではなりません! 今見ても、どの作品もビックリするようなエグリが効いて…

なぜ、「ヒーロー」なのかは見てのお楽しみ!

ジャコ・ヴァン・ドルマル『トト・ザ・ヒーロー』 ベルギーの映画なんて、なかなか見る機会はないですけども、本作の監督、ジャコ・ヴァン・ドルマルは長編第1作で世界的な有名となりました。 私が彼の作品で初めて見たのは、『八日目』という、ダウン症の少…

イニャリトゥ開眼の作!

アレハンドロ・ゴンサーレス・イニャリトゥ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 主人公の妄想と現実が同居している作品である事を端的に示す冒頭。 去年見た映画ではダントツに面白かったものをDVDにて再見。 『バードマン』という、アメ…

マイケルもジャッキーもココから学んだんですね。

ジーン・ケリー、 スタンリー・ドーネン 『雨に唄えば』 これぞ、「見た気になっている映画」の筆頭かもしれません。 舞台がサイレント映画末期のハリウッドである事すらよく知られてないかも。 主人公を演じるジーン・ケリーは旅芸人から、大スターにまで上…

オカマちゃんの三人がうまいこと!

ペドロ・アルモドバル 『アイム・ソー・エキサイテッド』 2000年代以降、に最も打率と打点の高い監督は誰かと言われたら、恐らくは、ペドロ・アルモドバルの名前はほぼ確実に出てくるでしょうね。 とにかく、どこかエキセントリックで独特の語り口を持つアル…

見たことないユニークない映画!

イェジー・スコリモフスキ『シャウト』 なんとも不思議な雰囲気の映画ですね。 おお、『ロッキーホラーショウ』の主人公だった、ティム・カリーが出てます。 ショットの積み重ねが誰とも似てない。 どこか不穏です。 クリケットの試合から始まる映画なのです…

コレは怖い。

ジョーゼフ・ロウジー 『召使』 ダーク・ボガードとロウジーのコンビ作品は結構ありますね。 コレもその1つです。 ダーク・ボガードは何度もハリウッドからお呼びがかかっていたらしいですが、結局、一度もハリウッド映画には出てません。 でも、ハリウッド…

邦題に騙された人少なくないかも。

ホン・サンス 『アバンチュールはパリで』 邦題は内容を示しているようないないような。 いつものオープニングになぜかベートーヴェンの交響曲第七番の第2楽章! しかも、ちゃんとフルオケ! ザルドスなのかな?と思ったんですが、ゴダールの『ドイツ零年』…