奇想天外な恋愛映画でありました。

 

パク・チャヌク(朴贊郁)『渇き』

 

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奇跡の人となってしまったサンヒョン。

 

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奇跡を起こしてくれ!と駆け寄る人々。

 

次回作が全く読めない人ですけども、今回の主人公は神父です。
しかも、生存率が低く、治療法のないウイルス性の病気から生還し(50人志願した中で、唯一の生存者です)、韓国で「奇跡の人」扱いされるという、アドモドバルもビックリなお話しです。

どうもこのサンヒョン神父さん、生存して韓国に戻ってから、語感が異常なまでに鋭くなってしまいました(笑)。

で、今度は日光に当たると皮膚が焼けてくる。

 

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しかも、並外れた身体能力を発揮するようになり、ケガをしてもすぐに治ってしまう。

ハイ。なんと、吸血鬼になってしまいした。

 

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なんと、意識のない患者から少しずつ点滴の腕から血を吸ってます(笑)。

 

相変わらずのエグ味とエロは健在ですが、なんと、ベースはオモシロというのは、かなり意外です。

 

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奇想天外な設定と展開が最後まで読めずに引っ張るお話は、一切説明しませんので、是非見てください。

彼の映画はいつ見ても思いますけど、よくこんな脚本が思いつき、そういう演出できるよなあと思いますね(笑)。

邦題は原題の直訳ですけども、コレがまた秀逸です。

パク・チャヌクはカンヌでグランプリを受賞した巨匠と言ってよい監督だと思いますけども、基本は娯楽作品を作っている人なので、臆せずドンドン見てもらいたいものです。

 

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