ロラン・バルトが見たら、なんて言うでしょうね。

ジム・ジャームッシュコーヒー&シガレッツ


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冒頭のロベルト・ベニーニがもうおかしいですね(笑)。

ジャームッシュ映画の常連ですが、とにかく面白い人ですね。うまい。

と、思ったら、ドンドン次のお話になっていきますね(笑)。

スパイク・リーの弟と妹ですね。

そういや、サンキー・リーは、『ミステリートレイン』で、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスと一緒に出てました。

またしても、メンフィスですね。


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ワザと気まずい会話をしてますね(笑)。

今度は、イタリア系のおっちゃんの、何回「fuckin'」言ってんだよ!スコシージの映画まんまじゃねえかよ!

と思ったら、コレもすぐに終わって、ミルクと砂糖の量にものすごくこだわってるセクスィーな女性。

次は、アフリカ人の2人フランス語を話しているので、にしアフリカの方でしょうね。

イザクさんは、『24』エピソード6のサンガラ共和国の首相役でした。

いとこ同志。というタイトルの映像は、ケイト・ブランシェットの1人二役ですね。本人役とその従姉妹です。

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おお、次は、ジャック・ワイトしゃないすか。ワイト・ストライプスの。

唯一、テスラ・コイルの方が目立っている(笑)。

その次は、他人の家系を調べるという、ウザいうだけでなく、ものすごくグイグイくる男に迫られる話し。コレはオチがあります。

次は、なんと、ウータン・クランのお二人RZAとGZAとビル・マーレイ

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RZAは矢鱈と健康志向で、カフェインなしのお茶を飲んでいて、なぜか、3人の会話には、デジャヴがあります。どうなっているのかは、見てのお楽しみ。

最後のじいちゃん、いいなあ。
ここでも前のセリフが出てきます。

テーブルの柄を映す上からのアングルの絵が毎回出てきます。チェック柄が多いです。

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オムニバスといえばオムニバスですが、断章が並んでいるだけで、タイトル通り、登場人物が食堂でタバコ吸いながらコーヒー飲んでるだけことだけが共通項で、それぞれの話しに何のつながりもないんですよ。

どれもこれもホンの10分にも満たないヤマなし、オチなしの映像なんですが、どれもこれも役者はものすごくうまく、白黒の映像も音楽(ほぼ食堂のBGMです)も素晴らしいです。

ジャームッシュは、これまでも、オムニバス形式の作品を撮っていますが、コレはある意味、一番極端で、ストーリーすらありません。

初期の頃から、断章をつなぎ合わせるような、独特のスタイルを持つ監督ですが、ある意味、その究極がコレかもしれません。

ロラン・バルトジャームッシュの作品を見たら、「そうか。文学じゃなくて、映画を撮ればいいのか!」と思うかもしれませんね。