S. S. ラージャマウリ『バーフバリ 王の凱旋 完全版』
バーフバリの後編がとうとうインドでの公開と同じ完全版として公開されました!
いやー、映画館で見ましたけど、この作品は、映画館で見ないとダメですね。
心底そう思いました。
この完全版上映は、実は、前編を見てなくても、ものすごく丁寧な前編のあらすじを恐らく日本独自に作成していて、見るには支障ありません。
敢えてゲーム的な動きのままにしたCG表現が効果を上げていて、それが見ていてマイナスどころかプラスなのがとても面白いですね。
『イントレランス』、『ベン・ハー』、『スパルタカス』、『スターウォーズ』、そして、『タイタニック』というアメリカのスペクタクルな大作映画のおいしいところを全部入れて、更にコテコテのお笑いコント、インド映画お得意の(本作はボリウッド映画ではないですが)ミュージカルまで入った、まことにぶっとい映画でした。
内容に立ち入ったものはもうすでに書きましたので、もうここでは繰り返しません。
やはり、忠臣カッタッパと国母シヴァガミがめちゃよかったですね。
とにかく、3時間近くあるのに、退屈させてくれない、最高のエンターテイメントを堪能いたしました。
見直してみて、敢えて難を言えば、ジブドゥ/マヘンドラ・バーフバリと行動をともにしていたレジスタンスの存在が、後編だとかなり弱くなってしまう事でしょうかね。
ココはもうちょっとなんとかすべきだったかもしれません。
それにしても、インド映画の水準が確実にワンランク上がりましたね。
国母!