ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
『キングコング 髑髏島の巨神』
完全に『地獄に黙示録』(笑)。
あまりのデカさに呆然!
すごい!ブラックサバス「パラノイド」が爆音でかかる中を髑髏島をヘリで爆撃(一応、地質調査してるのですが・笑)!
面倒な前フリはサッサとかたづけて、コングのいる南太平洋の孤島、髑髏島に調査に行く場面に持っていくテンポのよさが素晴らしい。
娯楽映画はこうでなくてはなりません!
ヴェトナム戦争の香りがプンプンする設定もいいですよね。
爆撃シーンは、当然、『地獄の黙示録』へのオマージュです。
しかも、そのヘリコプター部隊はコングとの最初の接触で壊滅!
島の守護神であるコングの強いのなんのって!
とにかく、ほれぼれするほどコングが強い!
辛うじて3つのヘリの生存者達が集まりました。
隊長のサミュエル・L・ジャクソンは自分の部隊が壊滅された事に激怒し、調査隊の隊長であるジョン・グッドマンに銃を突きつけます。
復讐の鬼と化すサミュエル・L・ジャクソン。
実は地質調査はウソで、初めから島の怪物たちの調査に来ていたのだ!
グッドマンは、「第二次大戦中にこの怪物を見たけども、誰も本気にしてくれなかった。地質調査というのはウソで、初めからバケモノの捜索を行うための調査だった」と真実を話します。
ココからがこの過酷なお話しの始まりです。
この島の調査に雇われたイギリス人のコンラッド。『地獄の黙示録』の原作者と同じ名前です。
この島の生物はどれもこれも桁はずれにデカく、人間は最弱です。
途中がめちゃ面白いので一切割愛しまして(笑)、結論から申しますと、本編は第1章と言ってよく、この島の謎は全く解明されていません!
このオッさんが途中から出てきますが、見てのお楽しみです!
テンポのよい話し運び、次回を見たくさせてしまう終わらせ方、とにかく、ツボを押さえた演出、ヴェトナム戦争という設定のうまさ、そして、コングの見事な大立ち回りと、サービス満点なアクション娯楽映画でございました!
次回は映画館で見なくては!
美女に優しいのは、キングコングのお約束ですね。