SF映画

人類は危機に於いて団結できるのか?

アダム・マケイ『Don’t Look Up』 もし地球に巨大な隕石が100%の確立で衝突し、地球上の生物を残滅させる事がわかったとしたら? と、なんだかどこかで見たことがあるような設定ですが(笑)、マケイ監督は、「絶対に人類は団結しない!そんなのはウソ!」と…

川島雄三の余りにも早すぎた怪作!必見!

川島雄三『グラマ島の誘惑』 噂にはすごいと聞いてましたが、ここまですごい作品だったとは。というのが、見終わった後の率直な感想です。 1959年にこんなものすごい映画を撮っていた、川島雄三には、改めて畏敬の念を持ちましたね。 皇族の将校か乗っている…

まさかの完結編が(笑)!キアヌ、ありがとう!

ディーン・パリソット『ビルとテッドの時空旅行』 驚きました。 前作『ビルとテッドの地獄旅行』が1991年です。 29年ぶりの続編ですよ(笑)! しかも、主演のキアヌは今や大スターであり、もはやアホアホ映画に出るような人ではありません。 にも関わらず、…

アホっぽいタイトルに油断することなかれ!

スティーヴン・ヘレク『ビルとテッドの大冒険』 2020年にまさかの続編が公開される、まだ無名時代のキアヌ・リーヴス主演の作品。 ロックスターになりたいのにギターがロクに弾けないビルとテッド(笑)。 タイムトラベルものなのですが、『バック・トゥ・ザ…

永遠の映画少年の遺作にしてまたしても問題作!

大林宣彦『海辺の映画館キネマの宝箱』 いやもう、圧倒されました。 大林宣彦は長編デビュー作『HOUSE』から常に問題作を作り続けていたんですけども、遺作までもが問題作とは! およそ、その穏やかなタイトルからは微塵も読み取れないような、躁病的な実験…

変化とは単線的には起こらない。

ジャ・ジャンクー(賈樟柯)『長江哀歌』 自らの故郷である、山西省(黄河中流域)を描くことの多い賈監督が、タイトル通りに長江の、しかも、なかなか中国では取り上げにくい題材と思われる、三峡ダムの建設によって水没していく事運命の町を舞台とした傑作…

峰岸徹オンステージな痛快作!

大林宣彦『ねらわれた学園』 2020年に惜しくも亡くなった大林宣彦の角川映画の痛快青春映画。 『時をかける少女』が余りにも有名で、その陰に隠れてしまった感がありますがこちらも傑作です。 眉村卓の、現在で言うところのラノベを原作としますが、コレも筒…

映画館で見なくてはワカリマセン!

スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』 リヒャルト・シュトラウス『ツァラトゥストラはこう言った』の冒頭で始まる、衝撃のオープニング! 断言しますが、この映画をDVDなどで見てもそのその感銘の1/10も伝わりません。 100インチでもまだ足りません…

「デトロイト」を知るために必須の作品です⁈

ポール・ヴァーホーヴェン『ROBOCOP』 デザインが今見ても秀逸ですが、なんと、宇宙刑事ギャバンを参考にしているそうです! オランダ人監督、ポール・ヴァーホーヴェンの名前が世界的に有名となった、イルな名作。 この映画の公開は、1987年で私は中学生で…

角川アイドル映画と思ったら、とんでもないしっぺ返しを食らいますぞ!

大林宣彦『時をかける少女』 この映画を彼女の引退作品とするつもりが大当たりしてしまいました。 筒井康隆原作の小説の映画化(結局、筒井作品で未だにコレが一番有名なのでしょうか?) 原田知世初主演にして角川映画。という所に苦手意識が猛烈に上がりま…

ブレードランナーの元ネタ?

ジャン=リュック・ゴダール『アルファビル』 この後に発表される初期ゴダール最終作と言ってよい大傑作『気狂いピエロ』(ずっと私、「きぐるい」と読みまつがっていました・笑)の前に発表された作品ということもあり、あんまり言及されない作品ですが、こ…