ジェフリー・レヴィ=ヒント『ソウルパワー』
モブツ大統領は、この音楽イベントにはカネを出してないようです。
出したのは、ボクシングだけです。
結局、リベリアのお金持ちが出資してくれた事でイベントもできたし、撮影もできたようです。
ケチンボ!
映像自体は、『モハメド・アリかけがえのない日々』と同じ素材なのですが、こちらは音楽フェスが中心でして、アリはココでは面白い人として出演となります。
素のアリはコッチにふんだんに出てきますよ。
個人的にはコッチがより好みですね。
あちらはどうしてもアリの復活が中心になってしまうのですが、コッチはいろんな側面を見せていて、その中に、延期になってモチベーションを落とさないために、いろんな事をしてるアリがいるのがやっぱり面白いのです。
左から、アリ、ビル・ウィザース、ドン・キング。
あと、キンシャサの街がホントによく出てくるんですよね。
この頃のアフリカの都市を写した映像というのがもうたまらんですよ!
あと、出資者との生々しい会話も普通に出てきます。
よく撮影させてくれましたね。
この大らかさがたまらんですなあ。
ムカベが契約と違う事を言い出してるとか(笑)。
キラ星の如く黒人のスターがかなりリラックスして出てくるのも素晴らしいのですが、やっぱり、当時のザイールの人たちの姿ですよね。
歌ったり踊ったり。
キンシャサへ向かう機内でミュージシャンたちが方々に勝手に音楽を演奏しているシーンはイイですねえ。
機内のJB
もう、それだけでこの映画は見る価値があると思いますね。
あと、全盛期のフランコ(スペインの独裁者じゃありませんよ)!
映画での映像ではないですが、フランコ。
サハラ以南のアフリカ大陸最大のスターとすら言われる男の全盛期がチラッとでも見られたのは、嬉しい!
コレ、もっと映像残ってないのだろうか?
まあ、トリのJBが最高なのは、言わずもがな!
今の日本に足りないのは、JBだ!!
という事で、アドレナリン出まくり必死の映像でございます。