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これは見落としていた。

ジョン・ヒューズ『ブレックファスト・クラブ』


私の見てる映画のラインナップを一瞥すればわかるように、私はアメリカの青春映画が全くダメで、『セント・エスモス・ファイア』すら見たことないんです。

コレも青春映画ですが、コレには驚きましたね。

ライムスターの宇多丸さんがラジオ番組で取り上げていたのを知って、たまたまTSUTAYAで借りたのですが(図書館はやめた方がイイですよ)、80年代ど真ん中のファッションと音楽のダサさがたまらなく恥ずかしいですが(それは恐らくは監督の狙いでしょう。中西部の小都市の高校の白人がイケてすはずなどありません)、実は、社会階層って、学校の中で出来上がってるよね。ということを、まさかの手法であぶり出してるんですね。

驚きました。

近年稀に見る傑作であった、アメリカのテレビドラマ、『glee』も、この問題(だけではなく、もっと現代的にバージョンアップしてますが)を取り上げていて、それをポップスで治していこうというものでしたが、要するに、スクールカーストは、古くからある問題で、詳しくは知りませんが、教育社会学などでも研究されているテーマでしょう。

日本だと、『うる星やつら』や『ハイスクール奇面組』のような、「毎日が文化祭」のような形に隠蔽しがちですが、これを正面から扱った、恐らくはハリウッド映画では初めての作品なのではないでしょうか。

ストーリーのほとんどは、高校の図書館であり、補習を受けている5人の生徒と教師、用務員くらいしか出てきません。

なんといっても、話しの佳境はこの5人のカーストの問題に差し掛かったくだりでしょう。

ここはジックリと見ていただきたい。

『怒れる十二人の男』は、アメリカの理想を語りましたが、『ブレックファスト・クラブ』はアメリカの現実を描いた傑作であると思います。

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