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イギリス映画のよさって、伝えづらいですね。

ジョセフ・ロージー『できごと』

赤狩りでハリウッドにいられなくなり、イギリスで映画を取り続けたジョセフ・ロージーの傑作。

冒頭に起きるオクスフォード大学の教授扮するボガードの自宅の近くで起こった車の事故から、この人たちの人間関係に一体何があったのだろう?と、丁寧かつ冷徹に見せていくのが実にうまいですね。

イギリス映画見てて思うのは、とにかく役者がうまい。

基本が違いますね。

それほど語学力はないですが、やつぱり英語がイイですね。

皮肉をアメリカ英語で言っても、なんのこっちゃ。になりますが、イングランド語で「アメリカの大学で哲学を教える授業があるのか?」と言うと、実にキマりますな。

オドオドした役をやったら天下一品のダーク・ボガードがイイですね。

ベニスに死す』では、美少年に恋焦がれる変態作曲家でした(笑)。

タレント教授でボガードの悪友(恐らくはバイセクシャル)のチャーリーが、これまたボガードの奥さんにstupid bustardと言われるほどのチャラ男で(笑)。

音楽がアルト・サックスとハープだけ。というのもかなりすごいですが、ダーク・ボガードが生徒にムラムラ来たり、幼なじみ(これがまたデルフィーユ・ゼイリグでエロいのなんのって)に会ったりするシーンにだけ流れる。という使い方もまた素晴らしい。

こういう映画は他の国ではなかなか撮れないでしょうね。

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