韓国映画

フォークナー→村上春樹→イ・チャンドン

李滄東(イ・チャンドン)『バーニング』 イ・チャンドンの8年ぶりの新作。 原作は村上春樹の短編『納屋を焼く』で、コレを韓国に置き換えて、坡州(バジュ)を舞台にしたお話となってます。 もともと、NHKが村上春樹の短編をドラマ化するというプロジェク…

今村昌平が蘇ってきたような濃厚なドラマでした!

イ・チャンドン『oasis』 2002年の作品で、『シークレット・サンシャイン』の前作です。 この監督は一作ごとの入魂の度合いがハンパではなく、それが寡作にならざるを得ない最大の原因ですが、本作の入魂度は、1960年代の今村昌平に匹敵する凄さがあります。…

ベルイマン的な抉りのすごい映画を久しぶりに見ました!

イ・チャンドン(李滄東)『シークレット・サンシャイン』 寡作な監督なので、実は全く知らない監督でした。 新作の『バーニング』(なんと、原作は村上春樹の中編です)の前々作で、2007年公開です。 イ監督は、脚本家、小説家、プロデューサーでもあるので…

カンヌ→カン(笑)

ホン・サンス『それから』 またしても不倫モノなのですが、1日の出来事で主人公のキム・ミニの立場が二転三転するという、ホン・サンス作品の中でも、なかなか劇的な作品。 夫の浮気を見抜く奥さん。 珍しく、かなりヨリの絵が出てくるのも驚きました。 こ…

カンヌン→カンヌ(笑)

ホン・サンス『クレアのカメラ』 ヤラレタ(笑)! もう、すごいですわ。 上映時間たったの70分。撮影も実際にカンヌ映画祭にキム・ミニとイザベル・ユペールが、それぞれの主演作(『お嬢さん』と『ELLE』というどっちも相当エグい作品ですが・笑)でカンヌ…

ハンブルグ→カンヌン

ホン・サンス『夜の浜辺でひとり』 2017年にホン・サンスはキム・ミニ主演で3本も映画をとりましたが、本作はその1つです。 映画は「1」「2」にハッキリとわかれてまして、ハンブルク編とカンヌン(江陵)編になってます。 近年のホン・サンス作品のよう…

ホン・サンスにとっての原節子か?

ホン・サンス『正しい日 間違えた日』 ホン・サンスの2015年の作品が2018年にようやく一般公開されました。 と、思ったら、新作までまとめて4作が一挙に公開という(笑)。 主演のキム・ミニを気に入ったホン・サンスが、立て続けに4本も映画を撮ってしまい…

ビックリした!こんなすごいキャメラ、見たことないですよ!!

チョン・ビョンギル『悪女』 いきなりこんな映画です(笑)! 私はほとんどゲームはやらないんですが、『バイオハザード』という作品がありますよね? 本作は、あの目線でずっとノーカット(実際は巧みにつないでいるかもしれませんが、見た目はずっと一つの…

奇想天外な恋愛映画でありました。

パク・チャヌク(朴贊郁)『渇き』 奇跡の人となってしまったサンヒョン。 奇跡を起こしてくれ!と駆け寄る人々。 次回作が全く読めない人ですけども、今回の主人公は神父です。しかも、生存率が低く、治療法のないウイルス性の病気から生還し(50人志願した…

『監獄のお姫様』の元ネタと思われる、エクセントリックな復讐劇!

パク・チャヌク(朴贊郁)『親切なクムジャさん』 『チャングムの誓い』とは全く違う役を見事に演じる、イ・ヨンエ。 「復習3部作」の第3作目。 日本では、『チャングムの誓い』でおなじみのイ・ヨンエが、ガラッとイメージを変えております。 何しろ、冒頭…

いやー、コレは盲点突かれました。

チャン・ゴンジェ『ひと夏のファンタジア』 キタノ映画っぽいといか、Production I.G.というか。 監督は韓国人ですが、日本から一部資金が出ていて舞台も奈良県五條市のためか、日本映画として分類されているようです。 映画は2部構成になっていて、キム・…

とうとう日帝時代も単なる設定になる日がきました。

チェ・ドンフン『暗殺』 暗殺指令を受ける3人。 前作『10人の泥棒たち』に続き、チョン・ジヒョン(全智賢)を主演とする作品で、キャストも前作とかなりかぶりますね。 今回はタイトル通り、暗殺者たちの映画です。 舞台は、1930年代の日本の植民地下にあ…

ハリウッドを凌いでいるのではないか。

チェ・ドンフン『10人の泥棒たち』 韓国、中国のスターが勢ぞろい! 『オーシャン11 』の焼き直しなのかな?などと思ったアナタ! コレはもうオドロキの映画なのでございます。 ツタヤが「コレは絶対に面白いです!」と激推ししていたのは、間違いなかったど…

韓国映画の水準の高さを証明する傑作!

キム・ホンソン『技術者たち』 キム・ウビン演じる金庫破りがとにかく見事! ジョン・ヒューストン『マルタの鷹』のように、体脂肪率が10%を楽々と切った、良質なタンパク質だけで見せてしまう映画はそうないですが(増村保造くらいでしょうね)、それがなん…