日本映画

サム・ペキンパーもビックリな凄絶な戦争映画です!

岡本喜八『血と砂』 経営が傾いてきた東宝を救うべく、三船敏郎は、三船プロダクションを設立し、数百人の従業員を抱える経営者となりました。 コレが、時間拘束がとても長い黒澤明との仕事を困難にしてしまった。というのが映画評論家春日太一氏の説ですが…

内田吐夢の怒りが見事な様式美に昇華した快作!

内田吐夢『浪速の恋の物語』 とにかくね、後半がすごいの。 タメにタメまくった飛脚問屋の婿養子である、中村錦之助の鬱憤が大爆発。 近松門左衛門の『冥途の飛脚』などを原作とした、この頃の内田が連作していた作品の一つなんですけども、どうも評価されて…

ゾンビ映画はアイディアの源泉だなあ。と改めて痛感させられた傑作!

上田慎一郎『カメラを止めるな!』 東京都心部は連日こんな感じらしいです。 当初はたったの2館しか上映していなかったのですが、連日満席となり、とうとう、現在は全国100館を超える上映となってしまった作品。 本作は、実際見ることによってビックリドッキ…

モデルとなる主人公は映画公開後に射殺されます!

深作欣二『北陸代理戦争』 深作欣二実録やくざ映画の最終作。 いきなり組長の西村晃が生き埋め! のちに水戸黄門をやる事になるとは(笑)。 競艇の経営の権利を若頭の松方弘樹に強奪されてしまいました(笑)。 福井のやくざはかなり凄絶です! そこに、大…

天才大林宣彦の凄さを世に知らしめた快作/怪作。

大林宣彦『HOUSE』 映画のイメージ画。こういうキャッチーな見せ方が当時の日本映画には、ほとんど皆無の才能でした。 大林監督の商業映画としてのデビュー作。 彼の自由な感性とテクニックがここまで爆発した作品は他にはないのではないか。というくらいに…

宮崎駿の作品の全てがこの作品に入ってます!

高畑勲『太陽の王子 ホルスの冒険』 もう「の」が多いです。 監督高畑勲、作画監督大塚康生、場面設定宮崎駿、原画小田部羊一という、今となっては信じられないような陣容で作られた、伝説の作品。 音楽はなんと、間宮芳生! 見ていると、宮崎駿が初めて演出…

大映の谷崎原作ものは面白いです!

市川崑『鍵』 市川作品のオープニングのデザインのカッコよさには、いつもしびれますねえ。 谷崎潤一郎の小説の映画化。 原作は1956年に連載されていた作品ですから、公開当時は谷崎の最新作を映画化しているんですね。 『卍』、『刺青』、『痴人の愛』はす…

アイドルを使ってこんな無茶な映画を撮ってしまいました(笑)。

相米慎二『セーラー服と機関銃』 父を交通事故で失い、天涯孤独となった薬師丸ひろ子演じる、星泉。 低予算映画ながら、驚異的なヒットをととなった、薬師丸ひろ子をスターダムに押し上げた傑作。 相米慎二は、結局、大林宣彦は、結局、アイドルである薬師丸…

角川アイドル映画と思ったら、とんでもないしっぺ返しを食らいますぞ!

大林宣彦『時をかける少女』 この映画を彼女の引退作品とするつもりが大当たりしてしまいました。 筒井康隆原作の小説の映画化(結局、筒井作品で未だにコレが一番有名なのでしょうか?) 原田知世初主演にして角川映画。という所に苦手意識が猛烈に上がりま…

大林マジックが炸裂する、見事な青春映画

大林宣彦『さびしんぼう』 まさに大林作品にとってのジャン=ピエール・レオーである、尾美としのり。 なんと、1人4役の富田靖子。 尾道を舞台とした、いわゆる「尾道三部作」の第3作目。 主人公尾美としのりは、明らかに大林宣彦自身の分身でありますが…

いやー、コレは盲点突かれました。

チャン・ゴンジェ『ひと夏のファンタジア』 キタノ映画っぽいといか、Production I.G.というか。 監督は韓国人ですが、日本から一部資金が出ていて舞台も奈良県五條市のためか、日本映画として分類されているようです。 映画は2部構成になっていて、キム・…

サイコホラーというやり尽くされた感があるジャンルをそう感じさせない黒沢演出が素晴らしい!

黒沢清『クリーピー』 大学教授に転職し、新居に移ってきた夫婦は一見幸せそうだか。 現在、世界で最も評価されてある日本の監督の1人である、黒沢清の近作なのですが、私は今まで全く見たことがなかったんです。 1980年代から評価されていたようなんですけ…

変態はとまらない!

増村保造『痴人の愛』 オープニングがカッコイイですねえ。 谷崎潤一郎原作の映画化(3度目)。 31歳の製造業に勤めるリーマンのジョージ(小沢昭一)がナオミ(大楠道代が安田道代として活躍していた頃ですね)という女に食いものにされていくお話しです。…

バカ映画の金字塔!

鈴木則文『徳川セックス禁止令 色情大名』 ポスターも最高です! TSUTAYAで借りるには躊躇するようなタイトルですが、普通に日本映画コーナーにあります(笑)。 この頃の東映のプログラムピクチャーには、挿入歌というものが必ずと言ってよくあるのですが、…