オルドリッチ映画

現在の日本の問題がすべて網羅されているのが、フォードの最終作であるという事実に驚嘆せざるを得ない。

ジョン・フォード『荒野の女たち』 アメリカ映画とは、ジョン・フォードの事なのである。コレほど多くのジャンルを作り上げた映画監督は皆無であろう。 巨人ジョン・フォードが最後に作った映画。 驚きました。 なぜならば、とんでもない傑作であり、かつ、…

とにかく見せ方のうまさに感心しました。

クレイグ・ギレスピー『アイ、トーニャ』 正直、そんなに期待して見たわけではないんですけども、コレがめちゃくちゃ面白かったですね。 ナンシー・ケリガン選手が、リレハンメル・オリンピックの直前に何者かに殴打された事件は、まあ、大々的に当時騒がれ…

本年最大のナーメテーターでした!

ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファレス『Battle of Sexes』 WTAという女子テニスの協会を使ったことが、テニス協会を刺激しました。 バトル・オブ・セクシーズ。という邦題は昨年公開された『ドリーム』と同じくらいひどい! 「セクシーズ」て(笑)。…

ゾンビ映画はアイディアの源泉だなあ。と改めて痛感させられた傑作!

上田慎一郎『カメラを止めるな!』 東京都心部は連日こんな感じらしいです。 当初はたったの2館しか上映していなかったのですが、連日満席となり、とうとう、現在は全国100館を超える上映となってしまった作品。 本作は、実際見ることによってビックリドッキ…

オルドリッチの精神は未だに生きております!

クレイグ・ブリュワー『ハッスル&フロウ』 タランティーノ作品っぽいタイトルロゴがイカしてます。 最初の10分の主人公のDジェイのピンプ&ハスラー生活(よい子はググっちゃダメだよ!大人は自己責任でググってね!)の荒みきった様子は、お子さんがいらっし…

この異様なまでのエナジー!!

岡本喜八『ダイナマイトどんどん』 アメリカにロバート・アルドリッチがいるが、わが日本には岡本喜八がいる! 出だしの菅原文太たちの暴れっぷりを見てくださいよ! 胸がスッとしますよね。 これが映画ってモンです。 昭和25年。 未だGHQが日本を占領統治し…